所在地

〒612-8522

 京都市伏見区深草藤森町1

 京都教育大学教育学部

 理学科

 1号館 A棟 3F A304

  今井 健介

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  imai at kyokyo-u.ac.jp 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在の研究活動


 ・ アゲハチョウ Papilio xuthus の寄主植物への適応と非適応

 ご存じのように,アゲハチョウはミカン科の植物に卵を産みます.

 しかし、同じミカン科でも,サンショウなど葉の柔らかいものから、

ミカンのような硬い葉を持つ植物までさまざまです.

 このような多様な餌条件に,産卵する母親たちや,産み落とされた

幼虫たちは,どうやって対応しているのでしょうか?

  幼虫や母親の「対応」が失敗してしまうと,何が起こるのでしょうか?

 成長の途中で食草の種類を変える飼育実験で研究しています.

 

 2013年度~2015年度は科学研究費補助金による助成を受けて、

アゲハチョウの持つ様々な戦略を、小中高等学校教育に活用する

ための基礎研究を行いました (「ナミアゲハの植物への適応の

生態学的研究とその成果に基づく探究教材開発および実践」、

研究課題番号:25350247)。 

 

    上: 飼育中のオス成虫

    左: 人工的に産下させた卵

 


 ・ ハバチの1種における特異な摂食行動

 植物を食べる昆虫はたくさんいますが、

植物も無抵抗に食害されるわけではありません。

 尖った毛、粘着液を分泌する毛、硬い表皮、毒物質etc.etc. 

さまざまな対抗手段(防衛といいます)を進化させています。

 昆虫が植物を利用できるのは、昆虫が、植物の防衛を突破するように

進化しているからです。

 この研究ではハバチの幼虫の1種が、毒成分の比較的少ない葉をえらび、

かつ、毒成分が増えないように処理してから食べているという仮説を、

野外観察と飼育実験で検証しています。

摂食中のハバチ幼虫

       白い綿は幼虫が分泌したロウです

ハチなどの天敵から身を守るためのものです

飼育実験例

容器で飼育し、大きい葉、小さい葉のどちらを

食べるか実験しています