所在地

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 京都市伏見区深草藤森町1

 京都教育大学教育学部

 理学科

 1号館 A棟 3F A304

  今井 健介

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生態学とは?


生態学--象は体の外で起こる現象

 私たちは、生物の体の内側で起こること― ホルモンや発生や免疫やDNA複製―ではなく、体の外側で起こること― たとえば生物の行動 ―を題材として観察や実験を行っています。

 特に、ある生物が「体の外」「その生物以外のもの」とどのように関わって生きるかという「生き様」に興味があるのです.このような学問ジャンルを「生態学」といいます。

 

生物間の多様な関係

 生物は常に他者と複雑に関わりながら生きています。

 たとえば、植物とその葉を食べるイモムシのような「食うものと食われるもの」の関係、あるいは、花蜜や樹液やすみかなど、共通の資源を争う関係などです。

 同じ種でも、雄と雌、あるいは働きバチと女王バチの関係など、実に多様な関係があります。

 

生物と環境の関係

  生物は、物理的環境条件(気温や湿度、昼の長さ)にも影響され、ふるまいや姿を変えます。また逆に、周囲の環境を改変(ビーバーがダム湖を作るように!)することさえ、あります。

 我々の住む世界はこのような生物的関係に満ち、そこにはさまざまな「しがらみ」が生じており、生態学はそこに面白さを見いだします。

 

進化生態学--進化論を武器として

 また、生態学の目標は、個々の生物の姿を研究するだけではなく、似たような生物に、あるいは(未知の生物も含めた)生物全体に通用する法則を見いだすことです。

 そのための武器になるのが進化の法則(C.Darwinの発見した自然選択による進化)です。なぜならすべての生物は「進化したもの」であり、進化の法則に従ってかたちづくられているからです。