ウニやカエルの発生も大切だけど、哺乳類の発生も大切ではなかろうか


 小学校の教科書では動物の発生としてメダカ卵が取り上げられています。その他に5年生の理科の教科書では身近な発生、出産、成長の例として、イヌやヒトが取り上げられています。高校では、特に生物IAでは私達の体の理解という観点から、哺乳類の発生、遺伝、進化を扱った課題が数多く見られます。また、97年のセンター試験で、生物IBの範囲でマウス卵の調整卵としての性質を扱った問題が見られました。このように、哺乳類の研究は従来の医学・農学的な側面に加え、生物の教科内容として広く扱われるようになりました。従来から広く利用されてきたウニやカエルの発生を基本として学び、加えて哺乳類の発生をきちんと理解するのは決して無駄なこととは思えません。当研究室では、初期発生の研究に加え、他の動物に比べてちょっと複雑な哺乳類の中枢・末梢神経、生殖細胞の発生などを勉強しています。


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