研究分野:分類形態学

梶原 裕二(教授)
研究テーマ1:小動物(イモリ/ザリガニ・サワガニ)の観察
  • 対象:小学校,中学校,教員
    (脊椎動物/無脊椎動物の授業例として)
  • 研究内容
  • 野外でイモリを見る機会はあまりありません。イモリは両生類に属し,魚類と違い陸上への適応を果たした動物です。四肢・尾をもつように脊椎動物の基本的な体のつくりが良くわかります。イモリと触れ合い,ゆっくり歩く姿,泳ぐ姿を見た後,成体の体のつくり,雌雄の違いなどを観察します。ザリガニ・サワガニは比較的よく見かけます。
    甲殻類に属するこれらの動物は,カニに代表されるように身近な動物で十脚目に分類されます。無脊椎動物のうち,体節をもつ動物の体の作りが大変よくわかります。サワガニ・ザリガニと触れ合い,体節の構造,附属肢の変化,雌雄の違いなどを観察し,無脊椎動物の体のつくりを理解します。
  • 備考:動物が苦手な児童・生徒は見るだけで可(容器に入れて配布)。
    野外で採集する動物のため,季節・飼育状況で変更あり。
研究テーマ2:動物の体のつくり(動物組織の観察)
  • 対象:中学校,高校
    (動物組織の実習例・分裂組織や幹細胞の実習/技術習得)
  • 研究内容
  • 私たち,多細胞動物の体は多くの細胞で構成されています。各細胞は無秩序に集まっているだけでなく,多様な分化細胞が適切に組織を形成し,また,器官や器官系(消化器官系,神経系など)を構成し,個体として統制のとれた構造をもち,機能しています。細胞が約 10μmと小さいため,薄切/プレパラートを作製し,顕微鏡で観察します。植物と違い,動物の場合,標本作成に時間・技術が必要でしたが,短時間で組織標本を作製する方法を考案しました。この方法を用いて,マウス/カエルの色々な器官の構造を観察します。動物の体が,個体→器官系・器官→組織→細胞という階層をもった構造をしていることが理解できます。
  • 備考:マウス/カエルの解剖のみ実施可。半日の場合,小腸・精巣分裂細胞の検出も可。
研究テーマ3:葉の成長を探る(組織構造の変化)
ネギの葉
コスモスの花弁
  • 対象:中学校,高校,教員
    (広範な植物組織を観察する手技の取得)
  • 研究内容
  • 植物の葉の成長に伴い,内部の組織がどのように成長するかを,組織標本を作成して観察します。葉の構造,植物細胞の生長を理解する実習であるとともに,この方法を用いると,花や幼葉なども観察できますので,生徒が課題研究などを行う際に良い方法となります。
  • 研究室ホームページアドレス:
  • e-mail:kajiwara*kyokyo-u.ac.jp(*部分を@に変えて送信して下さい。)