研究分野:地質鉱物学

田中 里志(教授)
  • 小・中・高校生を対象に地学(地質鉱物学)分野の内容を柱として,それぞれの単元に沿ったテーマや内容での授業を行う一方,特別授業という形式で単元にとらわれずに講義と実験・実習などを行うことが可能です。授業内容は,私たちの身の周りの自然を教材(題材)として実施することを基本とし,身近な自然環境のなりたちや京都の自然や京都盆地,近畿地域のおいたち,岩石や地層から知ることができる地球の歴史などさまざまです。何れにしても対象とするものは目の前にある「身近な自然」です。身近にある自然は,動・植物をのぞけばそのほとんどが「地学的な自然」と言えます。
    地学的な自然は私たちの生活と密接に関わり,今ではそこにあって当たり前の自然となっています。しかしながら,私たちはその特徴や本質をあまり理解せずに日々の生活を送っていることに時々気付かされます。それが地震や津波,台風,竜巻,豪雨と洪水,土石流や地滑り,火山噴火,活断層の活動などで,どれを取りあげてもすべてが地学的な自然の猛威と言えます。それらについて理解することは,防災や減災にもつながり,ひいては私たちの生命を守ることにもつながります。地学教育は防災教育とも直結しています。
    今を理解することは過去を知る手がかりになり,過去と今が分かれば,未来の環境や諸現象を推定することも可能になります。こうした身の周りの地学的な自然や地球46億年の歴史,地球の面白さや自然の摂理を理解できる授業,実験・実習を目指しています。 また,SPP(サイエンス・パートナーシップ・プログラム)や SSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)での課題研究をはじめ,他にも特別授業や野外実習などを行っています。以下に講義や実験・実習の例を示します。
  • [講義・実験・実習(採集と見学を含む)]
    対象:小学校6年「大地のつくりと変化」;中学校:「堆積岩・地層」,「火山・火成岩」,「生物の進化」;高等学校地学基礎程度
研究テーマ1:講義「身近な自然から京都(近畿地域)のおいたちをさぐる」
メタセコイアの葉化石
現生メタセコイアの葉
  • 研究内容
    京都や近畿の自然に着目し,何気なく見ている自然の中にたくさんの不思議が隠されています。それらをひもとき,身近な自然に興味が持てるきっかけをつくる授業です。
研究テーマ2:講義「化石の観察,岩石の観察から分かること」
  • 研究内容
    化石は何を語るのか?岩石は何を語るのか?それぞれ可能な限り実物の化石や岩石に触れ,観察を通して身近な自然の歴史性について学ぶきっかけをつくる授業です。
  • 宮津市木子(丹後半島)の露頭,植物(葉)化石が産出する
研究テーマ3:実験・実習「地層から学ぶ自然のおもしろさ」
  • 研究内容
    地層のでき方のプロセスや地層に埋もれる動・植物と化石の
    つくられ方について,実際の実験・実習を通して体験し,一
    緒に新しい発見をしつつ学びたいと思っています。屋外へ出
    て化石採取などを行う野外実習も実施しています。
研究テーマ4:実験・実習「顕微鏡を通して探る地学のたのしさ」
  • 顕微鏡の使い方をはじめ,顕微鏡を使って観察する微化石について学び,その手法や考え方について実験・実習を通じて学びます。肉眼で見えない化石から大地の形成プロセスが分かります。
  • 研究室ホームページアドレス:
  • e-mail:stanaka*kyokyo-u.ac.jp(*部分を@に変えて送信して下さい。)