中学生にもよくわかる解説

ヘリウムガスを吸うと声が変わるのは何故?その1

解説1:声が発生するしくみ

一般に声が発生するときは、まずのどの奥にある声帯で振動が生じ、その振動がのど(声道)の中の空気を振動させ、それが声となってでてきます。つまり2段階の発生になっています。

@声帯はその長さや形、振動のさせ方でいろんな振動数の振動をおこします。変声期に子供の声が大人の声になるのは、声帯が約2倍の長さになることで声が1オクターブ程度低くなるのです。

A声道は空気の入った筒のようなもので、その長さや形で声帯で起きた振動を強めたり弱めたりします。(共鳴)

実験:筒の口に輪ゴムを張って輪ゴムを鳴らしてみます。

長さの違う筒の口に輪ゴムを同じ強さで張って、同じように輪ゴムをはじいても、長い筒のほうが低い音、短い筒のほうが高い音が出ます。

輪ゴムが声帯、筒が声道にあたります。

ビデオの再生ボタンをクリックして聴き比べてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

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