中学生にもよくわかる解説

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自分の全身をうつすのに必要な鏡はどうして身長の半分でいいの?

近くにいくほど大きな鏡が必要なのでは?

理科教師をめざす大学生60人アンケート

解説1:鏡に映る自分をみるとき、光は@のように鏡で反射してきますが、Aのように鏡の向こうの像からやってきたように見えます。

   自分と鏡までの距離と像と鏡までの距離は等しいので簡単な相似から必要な鏡の大きさ(図の赤)は自分の身長(図の青)のちょうど半分になります。

 

          

鏡に近づいてもやっぱり半分。

でもすっきりしませんね。毎日鏡に顔を近づけて大きな顔を見ていると半分では、はみ出してしまう気がします。

解説2:見ている像は鏡の位置ではなく鏡の奥にあります。鏡を見ているのではなくその奥を見ているのです。

鏡には図の橙色の部分全体が映ります。自分の全身はそのなかで小さく映ります。

鏡に映る橙色の部分がかなり小さくなりました。自分の全身はそのなかで大きく映ります。

実際に必要な鏡のサイズが半分であることを示すには2人で実験するとよくわかります。

 

 

姿見の実験はWEB教科書「光の分野」を見てください。

 

 

 

 

 

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