探究学習を探求する-考える事の楽しさの追究

このサイトは,京都教育大学教授:村上忠幸のゼミホームページです。

当研究室では,探究学習における前仮説段階に注目し,探究プロセス開発,
MI(マルチプル・インテリジェンス)理論の学校現場への活用等の研究を行っています。

 

研究室紹介

 自分のこだわりを持って、考えていくことを一番大切にしたいと思います。自分で考えて、自分で納得して、そして自分の世界を広げていって、そこから、教育の外側と内側に自分の課題をもってほしいと思います。人から与えられることやはじめから教育に位置付けられているようなことから広がりは出てきません。ですから、まず自分の体と頭を動かして、そして、自分のやりたいこと、深めたいこと、広げたいこと、続けたいことをしながらテーマを探していきます。

 今、研究室では新しい時代の理科教育を構築するために、新しい能力に着目して、探究的アプローチによるプロセス開発を柱とした研究を行っています。プロセス開発というのは、自由研究という自分のこだわりからはじまる探究(あまり教育とは関係のない営み)を行い、それを教育の中に位置付けていく活動です。教材開発という授業内容や実験作りは、もともとは科学的な発見や発明という教育の外側にあるものを教育の中に位置付ける活動です。それと同じように、自由研究から探究学習のためのプロセスを作っていくということです。また、その授業実践を行って検討を繰り返し、実践に耐えうるすぐれた探究プロセスになるように鍛え上げています。ちなみに、研究室の年間授業回数は延べ100回(村上、院生、卒論生)近くになります。

 このような活動の背景となる考え方として、私たちは、今、世界的に注目されている教育理論であるマルチプル・インテリジェンス(MI)を理論的、実践的に展開しています。これは、私たちのスタイルで、日本における教育課題に向けて実践的な手がかりをつかもうとしており、修論・卒論でも取り組む人がいて、研究が進んでいます。

 このような新しい時代の理科教育に向けて、自分たち自身がさまざまな能力を身につけ意識を変えて変容していくことが大切と考え、研究室そのものを日常的に互いの知的好奇心の交流の場として、工夫して環境作りに努めています。 また、私たちの研究室は、理科教育研究室として私(村上)と中野先生の2人で研究の場をつくり、談話会(研究室ゼミ)、学会発表、授業実践、イベントなど協働して多様性のある指導をしています。

-2015-2016年度の研究室の研究テーマ例-

  • 身近なカビの培養から見える前科学と科学の境界(2015)
  • チョコレートづくりをテーマとした探究学習-成果の創造を強調する探究プロセスの開発-(2015)
  • 理科教育における生徒・児童のリーダーシップに関する研究(2015)
  • マッチ棒ロケットをテーマとしたものづくりの魅力(2016)
  • 絵具づくりから探る生きる力への手がかり(2016)

-タンタン研「探究学習を探求する研究会」-

 現職の先生を招き、理科教育の在り方について議論する場となっています。現職の先生の教材開発や研究室の学生の研究にアドバイスをする場としても重要な場となっています。調香体験や骨格標本づくりといった活動も行っています。

主に土曜日のお昼から開いています。

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