イタドリの群落

下図のようなタデ科の普通植物です。茎に酸味があるのでスカンポと呼ばれることもあります。

注)酸味成分はシュウ酸ですので、体にはあまり良くありません。

 

遠目では地味な白い花ですが、近寄って大きく拡大して撮影すると、、、

 

イタドリの葉の食痕の観察

イタドリは色々な昆虫の餌になります。

ゴールデンウィークから初夏にかけて、定期的に葉を観察して虫食いを探してみましょう。

 

Q 犯人は誰でしょう?

このような細長い食痕を見付けたら、葉の上や裏を探してみましょう。

 

できたての食痕なら、小さな小さなコウチュウの仲間が見つかるかも知れません。

 

葉を食べているところをマクロ撮影してみました。この個体は葉の表面だけをそぎ取って食べているようです。

 

研究室に連れて帰って、じっくり撮影すると、口が長く伸びているのが分かります。

図鑑で調査すると、カシルリオトシブミという、オトシブミのなかまであることがわかりました。

(クリックで拡大します)

 

Q オトシブミ類は、子育てのため、葉を巻いてゆりかごを作るそうです。

  この種もゆりかごを作るのでしょうか? 是非、子育ての現場を見付けてみてください。