ナミアゲハの寄主植物への適応
アゲハチョウはミカン科植物の葉に卵を産みますが,同じミカン科の餌でも,サンショウなど柔らかい葉から、ミカンのような硬い葉までさまざまです.このような多様な餌条件に,産卵する母親たちや,産み落とされた幼虫たちは,どうやって対応しているのでしょうか?
幼虫や母親の「対応」が失敗してしまうと,何が起こるのでしょうか? 成長の途中で食草の種類を変える飼育実験で研究しています.
上: 飼育中のオス成虫
左: 人工産卵させた卵
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ハバチの1種の特異な摂食行動
植物を食べる昆虫はたくさんいますが、植物も無抵抗に食べられているわけではありません。
尖った毛、粘着液を分泌する毛、硬い表皮、毒物質etc.etc.さまざまな対抗手段(防衛といいます)を進化させています。
昆虫が植物を利用できるのは、昆虫が、植物の防衛を突破するように進化しているからです。
あるハバチの幼虫が、防衛の弱い葉をえらび、かつ、防衛を弱めてから食べているという仮説を研究しています。
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摂食中のハバチ幼虫 |
飼育実験例 |