生物分野の「生態学研究室」、「植物形態学研究室」では、教員の専門分野を活かして、学部の生物分野の授業や、学部4回生の卒業研究指導、数理自然・技術プログラムの大学院生の指導を行っています。
研究室で取り扱う分野
生態学研究室: 昆虫、ICTによる自然観察
植物形態学研究室: 植物の発生・形態形成
生物の形質は、自然選択の働きにより、生息環境に適応していると考えられます。本研究室では、昆虫等のそれぞれの種が「なぜそのような行動や形をしているのか」を研究しています。
卒業研究では、身近な生物を丁寧に観察し、適応に気づき考察する実習を行います。研究活動を通じ、生物の世界の奥深さに気付き、科学的探究の資質を磨くことを目指します。
また、身近な自然の新たな一面を、ICT機器を用いて発見し、対話して考察を深めるような、新しい形の自然観察を研究しています。
現在の研究テーマ
昆虫生態学・ICT活用による自然観察
昆虫生態学
植食性昆虫と植物の進化生態学
「虫こぶ形成昆虫と植物の進化的軍拡競争」
「カンキツの葉の成長に対するナミアゲハ幼虫の適応」
ICT活用による自然観察
「超マクロ撮影・ハイスピード撮影の活用」
「WEB GISの成果共有への活用」
「生物の3D モデル教材の開発と公開」
虫こぶの進化生態学の一般向け講義
(約30分)
アブラゼミの抜け殻の3D教材
卒論生
大学院生
旧教育学研究科(~2021年度)
普段私たちが何気なく見ている植物は,良く観察してみると実にさまざまな“かたち”をみせてくれます。なぜ植物の形はこんなにもバリエーション豊かなのでしょうか?それは、それぞれの植物が生きる環境に適応し、進化をした結果だと考えられています。
私たちの研究室では陸上植物を材料にし,野外調査,顕微鏡やICT機器による細胞や組織の観察,遺伝子や植物ホルモンの解析などから,形態進化の謎を解き明かす研究に取り組んでいます。
現在の研究テーマ
植物形態学・進化形態学
維管束植物の根と茎の起源解明
原始的維管束植物のシダ植物小葉類の根と茎の分枝様式
根頂端分裂組織の構造解析
シダ植物配偶体の形態進化
シダ配偶体とアーバスキュラー菌根菌の共生関係
野外配偶体の生態の解明
植物の形態観察のICT教材開発
被子植物の根の発生観察動画
主な担当授業
学部
大学院
⇒ 授業内容の詳細は、本学シラバス参照
卒論生(2021年度)
Copyright © 2022 Kyoto University of Education.All rights reserved.