科学技術が日々進展し、社会に浸透する今日において、市民教育としての理科教育、すなわち主として高等学校までの理科教育の在り方や、理科教員の養成課程における教育の在り方が重要な問題となっています。
理科教育の改善につながり得る研究活動は、あちこちで、いろいろなレベルで行われています。一人一人の教師が明日の授業に向けて行っている教材研究も、個人レベルの研究のひとつの形です。学校ごとに、あるいは、校種単位や教育委員会単位で行われている組織レベルの研究もあります。教育 大学でも、理科教育の改善に寄与し得る研究が、教員や大学院生の研究、あるいは学部生の卒業研究として行われています。
雑誌「フォーラム理科教育」は、1998年に京都教育大学理学科の教員有志が世話人となって発足しました。様々な場で行われてきた理科の教育研究が、互いに出会って高めあえるように、研究論文や理科教育の改善に関わる情報や意見、日常の授業におけるちょっとしたアイディアや工夫などを、校種や立場によらず誰もが発表・交換できる場(フォーラム)を提供しています。なお、理科を「旧来の枠組みにおける教科理科」に限定してとらえていただく必要はありません。多くの方々の投稿を歓迎致します。
京都教育大学、理学科教官有志(発起人、編集委員)
田中里志(地学、事務局)E-mail: stanaka at kyokyo-u.ac.jp
谷口和成(物理、会計) E-mail: guchi at kyokyo-u.ac.jp
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